「ごっつい」は徳島の方言?意味や使い方、関西との違いもやさしく解説

「ごっつい」は徳島の方でよく使われる方言(阿波弁)で、「とても」や「すごく」といった強調の意味を持つ言葉です。
「このお菓子、ごっつい美味しいな!」と口にしたら、子どもや周りの人に「ごっついって何?」と聞かれてハッとしたこと、ありませんか?
なんとなく使ってきた言葉だけど、改めて聞かれると「どこの方言?どんな意味?」と気になりますよね。徳島でよく聞くけど、関西でも使われてるみたい…?なんだか地域によってニュアンスも違いそう。
この記事では、「ごっつい」の意味や由来、地域ごとの違い、会話での使い方までわかりやすく紹介します。読めば、子どもにもしっかり説明できるようになりますよ。続きをぜひご覧ください。

「ごっつい」とは徳島の方言!
「ごっつい」は、徳島でもよく使われる方言(阿波弁)で、「とても」や「すごく」といった意味を持つ強調表現です。
たとえば「ごっつい美味しい」や「ごっつい寒い」といった具合に、驚きや感動を強く伝えたいときにぴったりの言葉。意味や使われ方を知っておくと、日常の言葉づかいがもっと楽しく感じられるかもしれませんね。
「ごっつい」の意味は?どんなときに使う?
先ほども少し触れましたが、ごっついは「とても」や「すごく」といった意味で使われる、強調の表現。
関西や徳島など西日本の一部では、気持ちを込めて何かを伝えるときによく使われています。
もともとは「ごつごつした」という意味の「ごつい」に、関西弁特有の「っ」が加わって、「ごっつい」という勢いのある形になったとされています。
「ごっつい美味しい」「ごっつい寒いなあ」「ごっつい早かった!」のように、感動や驚きを表現したいときにぴったりなんです。場面によっては、困った気持ちや驚きを交えた少しネガティブなニュアンスでも使えたりします。言葉の持つ温度感を楽しめるのが、「ごっつい」のおもしろさですね。

言葉の響きに感情が乗るのも、方言ならではの魅力ですよね!
ごっついは徳島だけの方言じゃない!関西で広く使われている
「ごっつい」は徳島の方言として知られていますが、実は関西地方をはじめとする西日本全体でも広く使われている言葉。
徳島でも関西文化の影響を受けながら、自然と言葉のリズムに溶け込んでいるのが特徴です。地域によって少しずつニュアンスや語尾は違いますが、どこか親しみを感じる響きなのが「ごっつい」の魅力。ここでは、関西と徳島での使われ方の違いや特徴を、やさしく紹介していきますね。
関西地方(大阪・兵庫)の「ごっつい」
関西地方では、「ごっつい」は日常的によく使われる方言です。
大阪や兵庫を中心に、昔から会話の中で自然と使われてきた言葉で、今ではテレビや芸人さんの影響もあって全国的にもよく知られるようになりました。
「ごっついおもろい」「ごっつええやん!」のように、感情を込めて強調したいときにぴったりなんです。関西では、話し方そのものに勢いやユーモアを込める文化が根づいているので、こういった表現がとても親しまれています。
関西弁らしいテンポ感も含めて、「ごっつい」は聞いているだけでちょっと楽しくなる言葉です。
徳島での「ごっつい」
徳島でも「ごっつい」は日常会話でよく耳にする方言のひとつです。関西地方の影響を受けて広まったとされていて、特に私の住んでいる徳島市内などでは自然に使われています。
「ごっつい」と阿波弁らしい語尾の「~じょ」、「~けん」と組み合わせると、より徳島らしいあたたかみのある話し方になります。
ごっつい美味しいけん、たべてみぃ。
外、ごっつい寒かったじょ。
「ごっつい」は徳島に根づいた、ちょっと懐かしくて親しみのある言葉です。きつそうに聞こえますが、知っておくと会話がよりやわらかく感じられますよ。
ごっついの例文をチェック!会話での使い方を解説
ここでは、日常会話でよく使われる「ごっつい」の例文をいくつか解説します。ぜひチェックして使ってみてくださいね。
- 「このケーキ、ごっつい甘くてびっくりした!」
→意味:このケーキ、すごく甘かったよ - 「あの店、ごっつい混んどったで〜」
→意味:あのお店、めちゃくちゃ混んでたよ - 「昨日の映画、ごっつい感動したわ」
→意味:昨日観た映画、すごく感動したよ
こんなふうに、「ごっつい」は感想を少し大げさに、でも親しみをこめて伝えたいときに重宝する言葉です。言い回しに迷ったときも、「ごっつい」でふわっと気持ちをのせられるのが魅力ですね。
ごっついと似ている方言・言い換えもチェック!
「ごっつい」と似た意味を持つ方言や言い回しも、西日本にはいろいろあるんです!それぞれ微妙にニュアンスが違うので、場面によって使い分けできると便利です。
たとえば、「めっちゃ」は若い世代にも広く使われていて、「ばり」は大阪や兵庫で聞くことが多い表現。「どえらい」は東海地方でよく使われ、驚きや強調を含んだ言い方です。
表現 | 主な地域 | 意味(ニュアンス) |
---|---|---|
めっちゃ | 全国的(関西発) | とても/かなりカジュアル |
ばり | 大阪・兵庫 | ものすごく(勢いがある) |
どえらい | 東海地方 | かなり/びっくりするほど |
えらい | 関西~四国 | しんどい/大変な |
言葉の違いを知っておくと、旅行先や会話の中でちょっと楽しくなりますよ。無理に使わなくても、「聞いてわかる」だけで距離が近く感じられるのも、方言の魅力ですね。
他にも阿波弁を知りたい方は、以下をチェックしてみてくださいね。

まとめ「ごっつい」を知れば会話がもっと楽しくなる
「ごっつい」は、感情や驚きをやわらかく伝えられる方言として、徳島でも関西でも親しまれている表現なんです。
どんな言葉にもつけやすく、自然に気持ちが乗るので、会話の中でもつい口にしたくなる人も多いのではないでしょうか。意味や使われている地域、例文などを知っておくと、「ごっつい」って実は便利で味のある言葉だなあと感じられるはず。
方言の持つあたたかさや距離の近さを大切にしながら、日常のやりとりをちょっと楽しくしてみるのもいいですね。